線状降水帯とは?ゲリラ豪雨と何が違う?今備えておくべきこと

梅雨明けしたのに、最近、毎日のように大雨のニュースを耳にしますよね。

その中でも「線状降水帯」という言葉をみなさん1度は天気予報などで聞いたことはあるのではないでしょうか。

「線状降水帯」って何なのか、「ゲリラ豪雨」との違い、大雨に備えて今備えて置くべきことをお伝えします。

目次

「線状降水帯」とは何?

「線状降水帯」とは気象庁の定義によると下記の通り記載があります。

次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域を線状降水帯といいます。

要するに発達した雨雲が線のようになり同じ場所にとどまっている状態です。

2014年広島豪雨以来、注目されるようになり、2021年から顕著な大雨に関する情報を気象庁が発表する際にキーワードとして使われるようなりました。

「ゲリラ豪雨」とは?線状降水帯との違いは?

同じ大雨でも「ゲリラ豪雨」とは何でしょうか。

「ゲリラ豪雨」とは局地的大雨、集中豪雨と気象庁の用語に記載されています。

  • 局地的大雨とは急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十mm程度の雨量をもたらす雨。
  • 集中豪雨とは同じような場所で数時間にわたり強く降り、100mmから数百mmの雨量をもたらす雨。

線状降水帯の大雨は停滞し通過するまでの長時間、大雨が降るのに対し、ゲリラ豪雨は局地的に短時間集中して大雨が降ります。

線状降水帯やゲリラ豪雨に対して準備が出来ることとは?

大雨が来てからでは準備が出来ません。今、すぐ準備が出来るのは下記の3つです。

  1. 天気予報に関心を持つ
  2. 住んでいる場所のハザードマップの確認
  3. 防災グッズの準備・点検

1.天気予報に関心をもつ

大雨のニュースを見ても自分の住んでいる場所ではないからと他人事ではなく、大雨が降ると危険であることや、天気予報で大雨が降るかも知れないと言っていたなど小さいことでいいので関心をもちましょう。

関心を持つことで、ハザードマップを確認してみようとしたり、防災グッズを準備したりと行動に移すことができるからです。

2.住んでいる場所のハザードマップの確認

国土交通省が運営している「ハザードマップポータルサイト」https://disaportal.gsi.go.jp/から確認することが出来ますので、ご自身の住んでいる場所のマップを確認しましょう。

3.防災グッズの準備・点検

避難指示がでても準備がなければすぐに避難出来ません。大雨に限らず、地震などもありますので、防災グッズをリュックなどに入れてご自身の防災グッズを準備しておきましょう。

以前、防災グッズを購入したきりさわっていない場合は点検をしましょう。

食料品の賞味期限が切れていたり、冬に準備をした場合、冬服が入っていたりするかもしれません。

季節の変わり目には、点検をしておくのががよいです。

自然災害は予測がつきません。いざ、災害が起こってからでは遅いこともあります。

自分の身、家族の身を守るためにも、他人事ではなく、自分事ととらえ、災害に備えておきましょう。

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